悲しみ 月 そして希望

横道坊主 悲しみ 月 そして希望歌詞
1.流星

作詞:今井秀明
作曲:今井秀明

どれくらいの 闇の中を
僕らはまた 行くの
見えなかった 感じなかった
痛みをまた 知るの

輝いたのは ただ一瞬の
夜を引き裂く 流星

そして星は 激しく砕けて
ちぎれた僅かな 光を舞い上げ
空にひとつ
胸にひとつ 撃つ

この命を この体を
いつまででも どこまででも
響かせていく 繋いでいく
叩きつける 心の音

時の遥か 遠く 遠く
思い出せば そっと
いつだって 君は君の
あの場所へと還る

この温もりは この悲しみを
胸に飲み込む 群星

そして星は 流れて破れて
残った心に 光を散りばめ
強くひとつ
胸にひとつ 撃つ

その命と その体と
この一瞬に 刻み付ける
絶え間なく 流れていく
この時代に 心の音

この命を この体を
いつまででも どこまででも
響かせていく 繋いでいく
叩きつける 心の音


2.High or Low

作詞:今井秀明
作曲:今井秀明

傷つけ合って ナイフの様なライド
突然の雨に ぶち込むのが
ハイ センス

アホみたいな世界 付き合わされた
お願いさBaby うまい事言ってんじゃねえ

Oh Yeah 土砂降りの雨は
Oh Yeah ずぶ濡れて走れ

世界はそんなに 狭かねぇだろう
分かったふりして 見過ごすのは
ロー センス

信用ない世界 また騙されて
やめてくれよBaby また誰かのせいかよ

Oh Yeah 黒い太陽は
Oh Yeah 毒を噛み潰す

ほらまたひとつ 諦めるのか
どう転んだって 突き抜けるのが
ハイ センス

中指立てて 見上げるんだぜ
最悪さBaby 俺達のライド

Oh Yeah 派手に飛び回れ
Oh Yeah なりふり構うな
Oh Yeah 俺達の夜を
Oh Yeah 黒く塗りつぶせ


3.ハル

作詞:今井秀明
作曲:今井秀明

あの春の日の月は 眩しく輝いていて
キリキリと痛む不安を そっと包んでいてくれた

誰が想像したろう 突然の別れを
いや誰一人気付かない 静かな夜を

越えて寝息をたてる 君の寝顔を
ぼんやりと見つめて 約束をした

明日は君の好きだった あの海を見に行こう
二度と見る事はないと 思ってた海を

穏やかな凪の彼方に
君がいるような気がした You are the sea

どんなに荒れ狂う風も いつかは穏やかになる
そう思い込むしかない そう信じるしかない

ザックリと胸に刻まれた この傷の痕は
色も匂いもない 空気のように

この体に降り注ぎ 誰かの笑顔を
ひとつひとつ裏返し 黒に変えた

春には君の好きだった 沈丁花の香りを摘んで
もう永遠に消えない 消えない空へ

キラキラと雲の向こうに
君がいるような気がした You are the sea

サラサラと舞う雪は
まるで絵の様に音はなく
待ちきれない春に胸を躍らせる
無邪気な白い蛍のように

愛しき大地に 愛しき町に
愛しき時に 舞い落ちる

春よ来い 春よ来い 早く来い 春よ来い
早く来い 早く来い 早く来い
春よ


4.サン

作詞:今井秀明
作曲:今井秀明

春の風が 立ち弾む 予感にざわつき
痛む悲しみは束の間 陰に横たわる

雨が叩く 窓の音は トツトツと鳴り
明けぬ梅雨の 空を仰ぎ 深く息をする
独りぼっちの寂しさは 紛れる事なく
いつも胸の 隅っこで 膝を抱えてた

夏の始まり 緑の葉 薫る風吹けば
遠い記憶が切なげに 胸に去来する
暑い陽射しを駆け抜ける様な一瞬に
やがて蜩 夕涼み 秋の風が吹く

またひとつ 季節が行く

吹雪く冬のアスファルト つまづきながら
傷をかばい襟を立てて 時々笑った
そしてぐるり ひとつ巡り 待ち遠しいからと
独りぼっちの寂しさも 脚をバタつかす

また会おう 季節の中
またひとつ 季節が行く


5.ユウガオ

作詞:今井秀明
作曲:今井秀明

焼けた夜の 遠くの方で
微かに差す 希望を見た
涙ひとつ 言葉はひとつ
叫ぶ声に 希望を見た

揺れているのは お前だけじゃない
白花 夕顔 空に咲いた

夜に浮かぶ雲と
月の明かり淡く
白く 白く 光る
悲しみ 悲しみ くたばれ

夏の終わりの 夕立の中
突然差す ヒカリを見た
雨はきらめき 道に弾んで
コロコロ遊ぶ ヒカリを見た

涙の様に ほほを伝って
白花 夕顔 胸に咲いた

夜に浮かぶ雲と
月の明かり淡く
白く 白く 光る
悲しみ 悲しみ くたばれ


6.ランデブー・ギター

作詞:今井秀明
作曲:今井秀明

ある晴れた日の夜 町に響き渡るギター
月と猫と野良犬 月影と踊るギター

ポロンと弦を爪弾くと ポロンと涙が一粒
コツンと足を鳴らせば 胸を踊らせるギター

お前と一緒に歌った 長い長い年月
いくつも笑顔に出会えた 雨の日も晴れの日も

ある嵐の日の夜 窓をたたく雨音
月と猫はウトウト 夢の中に踊るギター

ある雨上がりの午後 足下を見上げたら
星屑の夜の空 星影に浮かぶギター

ドボンと夜に飛び込むと キラリと跳ねる星屑
どこまでもランデブー 胸を震わせるギター

もしも誰かが泣いてたら ジャランと音を届けよう
時間を忘れて踊ろう 寒い日も暑い日も

ある明ける前の朝 そっと窓を開いたら
紅(あか)と紺(あお)の闇と星 静かに胸に鳴るギター


7.青い夜

作詞:今井秀明
作曲:今井秀明

青い夜から 目覚めぬまま
僕はこの街へ 唾を吐き捨てた

町からは少しずつ 足音も消え
街灯はちらつき 夜はくだをまく

大人は誰ひとり 耳をかさず
僕の心を 踏みつけにする

でもね 僕はまだ ギターを鳴らし
曖昧な明日を 探し続ける

淡い光が 落ちる朝に
ぽつんと浮かんだ 丸い月を見た

優しい言葉に 傷ついたまま
眠れず明かした 夜を思い出す

疲れた心を 引きずりながら
今夜もこの町の 夜に溶けてゆく

でもね 僕はまだ 命を鳴らし
まだ見ぬ答えを 探し続ける

迷い込んだのは 悲しい夢の中
涙もこの傷も 悲しい夜の中

風を揺らしながら 時を叩きながら
強く 強く 強く 強くもっと強く

白い雲 青い空
明日の夢 明日の僕


8.Bump

作詞:今井秀明
作曲:今井秀明

頭のテッペンから ぶん殴るみたいにさ
全てを破壊しろ Destroy
血も肉も細胞も 生まれ変わりやがれ
散々な目に遭いまくって Bump up brain

明けない夜明けは お前のせいだろう
いつまで自分を 信じてるのさ

その首にぶら下げた 言い訳がまた
お前の 生きる時間を
無駄にせっせと食い潰してる

頭のテッペンから ぶん殴るみたいにさ
全てを破壊しろ Destroy
血も肉も細胞も 生まれ変わりやがれ
散々な目に遭いまくって Bump up brain

甘さもダメさも 見ないフリをして
いつまで自分に 嘘をつくのさ

その口が吐き出した まことしやか
全てが歯に衣着せず
言葉まんまと 砕け散ってる

頭のテッペンから ぶん殴るみたいにさ
全てを破壊しろ Destroy
血も肉も細胞も 生まれ変わりやがれ
散々な目に遭いまくって Bump up brain


9.Kick

作詞:今井秀明
作曲:今井秀明

馬鹿が偉そうに丸裸
阿呆なおだてに木に登る
上げろ 上げまくれ 持ち上げろ
そのうち踊り出す

風が吹けば 桶屋は上々
馬鹿が踊れば 巡り巡り
思いもよらぬHappyな惨状
それはそれで Fuckin'なParty
騒ぎまくれ 夜をぶっ飛ばせ
Let's kick the night

馬鹿が弱いフリ 知らぬフリ
阿呆な浅知恵 舐めた口
ふんふんそうですかごもっとも
そのうち走り出す

風が吹けば 桶屋は上々
馬鹿が踊れば 巡り巡り
思いもよらぬHappyな惨状
それはそれで Fuckin'なParty
騒ぎまくれ 夜をぶっ飛ばせ
Let's kick the night

馬鹿な俺たちも 馬鹿のフリ
阿呆なアイツに 惚れたフリ
上げろ 上げまくれ 持ち上げろ
そのうち踊り出す

風が吹けば 桶屋は上々
馬鹿が踊れば 巡り巡り
思いもよらぬHappyな惨状
それはそれで Fuckin'なParty
騒ぎまくれ 夜をぶっ飛ばせ
Let's kick the night

馬鹿が踊ればヤジ馬がたかり
ヤジ馬が踊れば それがムーブメント
やれないんじゃなくて
やらないのはタダの馬鹿だ
同じ馬鹿ならやって Kick the night


10.Rider

作詞:今井秀明
作曲:今井秀明

We are グレイトライダース 胸に愛とピストル
闇をブっぱなすダイナマイト
最高 それが見たくて 走り続けるんだ
それが 人生ってもんだ

どうこうするべきだとか それが当然だとか
いつの 時代の話だ
今は 次の今へと 変わり続けるんだ
それが 生きるってことだ

喰らいついた 憂鬱は砕く

血を騒がせろ 無常の世界
終わりがくるまで
始まり続ける We are

We are 偉大なるソウル 世は常に激動
肝心なのは諦めぬ マインド
縦にブレない軸と 横に揺れる心を
そっくり 楽しんでくんだ

支配された 悲しみは砕く

血を騒がせろ 無常の世界
終わりがくるまで
始まり続ける We are


11.傷だらけの季節

作詞:今井秀明
作曲:今井秀明

嘘のないあの空と 間違いだらけのこの町と
蹴飛ばした悲しみは あの闇に捨てちまった

迷い込んだ世界は今 吐き出した灰色を
ひび割れたこの肌に 刻み付ける 傷だらけの季節

踏みつけたクローバーも 千切り捨てた花びらも
錆び付いて突き刺さって 痛みとなり絡みついた

抱きしめようこの世界を 汚れちまったこの大地を
ひび割れたこの時に 刻みつける 傷だらけの季節

ありふれた日常と
灼熱の絶望と
笑顔 悲哀 生きる機微と ブルースが俺を叩きつける
まるで人類は物知り顔で ブルースを食いつくす

迷い込んだ世界は今 吐き出した灰色を
ひび割れたこの肌に 刻み付ける 傷だらけの季節


12.Moon of sorrow -人生上々-

作詞:今井秀明
作曲:今井秀明

悲しみとか 苦しみとか この背中に全てを担ぎ
希望とか 明日とか ひとつひとつ集めて行く

進め 進め 脇目も振らずにいざ進め
人生上々

手を借りて 肩を借りて この体を引きずりながら
笑顔とか 優しさとか ひとつひとつ焼きつけて行く

歩け 歩け 生き恥さらしていざ歩け
人生上々

涙落ちて 涙落ちて 枯れ果てるまで涙落ちて
うずくまって 丸くなって 笑えるくらい丸くなって

泣いて 泣いて 馬鹿馬鹿しくなるまで泣いて
人生上々

お前がいる アイツがいる この胸の中にヤツがいる
借りもあった 貸しもあった お互い様と笑い飛ばす

乾杯 乾杯 さあまた明日からと乾杯
進め 進め 脇目も振らずにいざ進め
人生上々